電車の中は読書に最適?
年末年始は電車移動多かったので、本がまとめて読む時間とれました。
のでちょっとレビューを
「弱者の兵法」 野村 克也
基本的にノムさんの話は変わりなし。一貫しているので他の本と目新しさはない。
ただ、ちょっとずつ最近の選手の話が増えてたり、昔の話も膨らんでたりしてる。
今回はアテネ五輪や第二回WBCについての記述があってなるほどなぁと思う裏話もあったり。
「エースと4番はチームの鏡たれ」「組織はリーダー以上にはならない」
「人望が出る前に監督が変わってしまう」
などなど、結局は人間性が重要ということに落ち着くようです。
「神戸今昔散歩」 原島 広至
神戸の風景の昔(絵葉書や古地図)と今を比較しながら、簡単ななりゆきを説明している本。
簡単に書いてあるのでさらっと読むにはいいかも。ほとんど知らないことだったので新たな発見もあり。
もう一度ちゃんと読んでおこう。
「思いわずらうことなく愉しく生きよ」 江國 香織
年末までNHKでやってたドラマ「カレ、夫、男友達」の原作本。
ドラマから原作に戻ってみました。一番下の妹が設定ガラッと変わっててびっくりした。
あと、ドラマの最後らへんは変えてあったなぁと。でも、どちらかというと小説のほうが自然な感じがするなぁ。
3姉妹それぞれの生活対比が面白い。姉妹でも全く違う性格で。
ドラマも小説もこれはこれでありかと。
「隠蔽捜査」 今野 敏
キャリア警察官僚で融通のきかない原理主義者の主人公が、警察職員による殺人事件と息子のヘロイン使用にどう対処していくかを描いた小説。警視庁、警察庁、官房といろんな組織がでてきてそれぞれの思惑が交錯していくやりとりはなるほど、っと思わされる。こういった小説は確かになかったかもしれない。
「隠蔽捜査2」 今野 敏
上の続編、主人公は降格人事により所轄の署長に。そこで生じた強盗事件と立てこもり事件。融通は利かないが原理原則を重視するが旧来の意味のないしきたりをばっさりと切り捨て、自分の最良と思われる対処を行う主人公。たてこもり犯は結局SATにより銃殺されるが、持っている拳銃には弾が入っていなかった・・・・
所轄と本庁とSATとSIT、いろいろな部署の立場が交錯し、物事はこじれていく。マスコミからもたたかれ、責任問題が浮上するが・・・・・・
1作目よりも展開がスピーディでわかりやすい。なかなか面白い警察小説だった。
と、レビューはこれまで。
やっぱりまとまった時間があると本が早く読めるもんだなぁ。